乳首の黒ずみの原因と対策

女性なら誰でも心配になった事がある乳首の黒ずみ。そんな乳首の黒ずみの原因と対策についてご紹介します。

乳首の黒ずみの原因と対策

乳首に黒ずみができるのは、紫外線などの外部の刺激から真皮を守るために、体内でメラニン色素が作られて色素沈着を起こすためです。

黒ずみはデリケートな部分ほど強く現れるので、乳首はその影響を受けやすいです。

メラニン色素が生成される原因には加齢があります。

肌のターンオーバーが低下して遅くなると、古い角質が残ってメラニン色素も剥がれ落ちません。

しかし高齢になるとメラニン色素自体が作られなくなるので、少しずつピンク色になります。

また妊娠や出産を経験した人は乳首が黒ずみやすいです。

妊娠4週くらいから胸が張って、乳首が黒ずんだり茶色っぽくなったりします。

これはエストロゲンとプロゲステロンが妊娠20週目辺りから急激に増えるためです。

これらの女性ホルモンはメラニン色素を生成する色素細胞を刺激する作用があります。

赤ちゃんの授乳に備えて、肌を守るためや赤ちゃんが乳首を見つけやすいようにするなど、いくつかの説もあります。

アトピー性皮膚炎を持っている人も、湿疹が繰り返して起こると、炎症した後に色素沈着が引き起こされます。

乳首の黒ずみを改善するためには、皮膚科に行くと良いです。

皮膚科で処方されるハイドロキノンは、アメリカでは医薬品として認可されています。

メラニンの生成を引き起こすチロシナーゼの作用を阻害します。

濃度が高いクリームは医師の処方が必要で、市販されているものは濃度が2%以下しかありません。

ハイドロキノンはトレチノインと組み合わせて使うこともあります。

トレチノイン酸はビタミンA誘導体で、不要な角質をはがして、肌の奥でコラーゲンの生成を促進します。

美白効果やアンチエイジング効果が高いです。

さらにルミキシルペプチドというアミノ酸の一緒も、チロシナーゼの働きを阻害します。

スタンフォード大学によると、86%の確率で抑制効果があります。天然由来の成分なので、妊娠中や授乳中で乳首の黒ずみを改善したい人に適しています。